« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »

2006年7月31日 (月)

夏が来た

この一週間は私にとって長い梅雨のような湿った日々だった。ブログを書く気力も時間もなかった。それまでの時が自然に流れるような小谷の生活との乖離が大きく、心身ともにひどく参っていた。大変なことは想定内ではあったが、こんなはずではなかったと自ら忸怩たる思いの日々だった。これで50日持つ自信もなくしていた。

梅雨明けとともに少し気が晴れた。今日の午後、突然若者こへび4人の助っ人が来てくれた。全館の掃除をしてくれた。毎日厨房から大量に出る生ごみ用にコンポストの穴を掘りたいと思っていた願いが叶った。明日からは毎日ここに埋めればいい。狸が餌を食べに来るかもしれないといわれているが。

大地の芸術祭はメディアのフィーバーとともに盛況のようだ。訪問者は3年前の4倍くらいになるだろうという予想だ。その分対応も大変だ。

ヒメとチビも状況の変化にとまどっている。なんとか一緒にがんばってもらわねば。

妻有の自然の中ではうぐいすと蝉のヒグラシが共演している。ヒグラシは夏の終わりに鳴くものと思っていたが、梅雨の最中から鳴きだしていた。

写真1:穴掘りの鈴木平人(はると)くん(筑波大)  

 0731_3

写真2:救いのエンジェルたち  

 0731_5  

写真3:新しい三省小住人(調理師笹間さんのお嬢さんたち) 

  

 0731_6

| | コメント (1)

2006年7月24日 (月)

何とか間に合った その2

0722_5写真4: その日の午後に完成した食堂のテーブルで食事するこへびたち

    

     

    

     

     

     

     

     

   

07222写真5: すべてに慣れない賄い仕事。5時間かかってやっとホットするお母さんたち。お疲れさまでした。

     

     

    

     

    

      

     

   

    

    

0722_6写真6: 実は三省小にも芸術祭の作品がある。ビクシェさんの家具と家族の写真展。それに2003年のリンダ・コビットの三省地区600人のお茶碗という作品。これはまだ展示されていない。でも初日から何組もの人がガイドブックとパスポートを片手に現れた。大型バスで外国人のツアもあった。よくこの細い道を入れたものだ。

     

     

     

      

       

    

0722_7

写真7: ツアに参加したビクシェさんの奥さんと4ヶ月の赤ちゃん。遠いラトビアから飛んできた。

大地の芸術祭については芸術祭のホームページを見てください。宿舎に張り付いている私には花の部分の報告はできません。

     

         

    

     

    

       

| | コメント (0)

何とか間に合った その1

0722とにかく何とか間に合い、始まった。

5時半から夜11時、考える余裕も時間もない。何葉かの写真で紹介する。

写真1: 今朝5時の日の出

   

    

      

    

0722_3

写真2: ピカピカの厨房で、地域のお母さんが賄いの手伝い

     

      

    

      

       

     

     

    

   

0722_4

 

写真3: 最初の宿泊者。生け花作家

    

      

    

   

      

      

       

     

     

| | コメント (0)

2006年7月22日 (土)

消防立入り検査

Ts290093オープンを前に消防の検査が入った。

老朽木造校舎に宿泊施設と、不利な条件が重なるので点検も厳しいと思われた。建築家の中村祥二さん、管理原権者(専門用語)のアートフロント・ギャラリーから関口さん、それに工事関係各社の代表に防火管理者の山鹿も加わり、検査に立ち会う。

今回改修に最も力を入れたのが厨房と食堂・ラウンジ、その他も外から見るよりきれいになっていて、消火器などの防火装置もまあまあだったのか、いくつかの注意事項を除いてパスしたようだ。

これから消防計画等書類の提出について、まだ消防管理講習の修了書が届いてない、試験で落ちたのかと思ったと言ったら、「お年のわりにバッチリでした」とのこと。これってほめ言葉?

写真:学校のプールの水を使って消火放水機器の実演をする中村さん。1時間前に私を含めて緊急講習を受けたのだが、パーフェクトの実技に消防署員も感激した模様。私だってできるよ。でも1ヶ月先に覚えているかどうか???

 

    

      

| | コメント (0)

2006年7月21日 (金)

ヒメ三態

Ts290088疲れ果てて思考停止。こういうときはヒメでお茶をにごす。

その一。今日は小谷老人会が一泊の温泉旅行。誘われたがそれどころではない。切通と箱屋のおばちゃん、いってらっしゃい。

その二。今日も体育館か。退屈だな。

その三。もう付き合ってらんないよ。

あちこち動き回るし、学校にはまだ電話がないので、携帯が必需品。問い合わせや連絡などひっきりなし。やれ搬入で近くまできたが、どういけばいいか。食材注文にアジ50匹とあるが、箱で60匹になっているがそれでいいか、などなど。

そんな中、異国からか夢の中かのような電話がかかってきた。東京から、リングァの高橋由。去年の仕事に関する問い合わせ。夢の中で意識下の記憶をたぐり寄せるような瞬間だった。

Ts290089_1Ts290090

      

       

         

         

         

                     

                           

| | コメント (1)

2006年7月20日 (木)

青空のありがたさ

0720全国各地で大雨の被害が出ているようだが、ここでも毎日よく降った。肌寒く一度片付けた長袖の上着を取り出し、夜はストーブをつけた。今日3時ごろ雨が上がり、夕方には青空がのぞいた。気持ちも晴れた。

昨日と同じ、調理員募集活動と廃棄物の仕分け作業。家庭ごみとして地域で出せるもの、まだ使えるもの、業者に廃棄してもらうものの分別だ。大分床が見えてきた。市の大きいごみ袋20以上、これは明日朝、相澤秋男さんが軽トラでごみ置場に運んでくれる。明日午後水野さんが戻ってきて、「ワー、すごい」というのを楽しみにしている。ヒメは取り置きのソファーで退屈そうに眺めていた。

07202

掘出し物があった。「消防計画」これは三省小学校が廃校になった後、小平市にある専門学校がセミナーハウスとして十数年使っていた時のものだ。防火管理者として、新たに「三省地区コミュニティ施設」(宿舎の正式名称)の防火計画を作成しなければならないのに、何をどう書いていいのか分らず悩んでいたので、参考になりそうだ。

写真:夕方6時ごろ青空がちょっと見える上屋敷前。もう一枚のは黒姫山(長野県)を遠くに望む。

                

       

| | コメント (0)

2006年7月19日 (水)

ヒメのファッションショウ

昨日は散歩にも行けなかったので、雨の中レインコートを着て散歩。

9時から宿舎の打合せ、正平さんにJAコーポに食材納入のお願い、大荒戸の調理員候補のお宅に連れて行っていただく。

午後はまず、調理員を承諾してくださっている方々を訪ねて水梨へ。ヒメ同伴。

その後、体育館の廃棄物の整理。今日はひとりで淋しいのでヒメも連れて行く。一括して産業廃棄物として業者さんに依頼するという方針が破れ、今になって仕分けが必要。でも誰かがやらないことには始まらない。この作業は明日も継続。相棒の水野さんは今日目一杯仕事をした後、東京へ。明日は学校の試験だそうだ。そして明後日朝こちらに戻ってくる。今のところこの宿舎を守るのはわれわれ二人なのだ。そしてわれわれの仕事は妻有で花咲くアートの縁の下の力持ちだ。それがこへび!

Ts290084写真:切通のおばちゃんにヒメのファッションショウ。これでやっとヒメがおんなのこだと分ってもらえる。

            

            

            

            

                   

               

| | コメント (0)

2006年7月18日 (火)

よく働くこへび

今日は重労働の1日だった。

全体の遅れから、まだ工事も片づけも終わっていないのに、先に予約を入れた館内クリーニングの業者が到着。とりあえず、各部屋に置いたままの机、椅子、ストーブなどを片付けなければ掃除ができない。

Ts290076 2000年以来のベテランこへびで、宿舎の管理者の水野真弓さんが3連休の週末に妻有に入ったこへび二人を連れてくる。渋澤くんと山口さん。ふたりとも学生さん。体育館に処分するものと取り置き再利用するものとを分けて運ぶ。2階から下ろすのも大変だが、中にはとてつもなく重いものもある。とても今日中に終わるとは思わなかったが、終わらせたのだ!本当によくやった!

澁澤くんは昨日きて、作家さんの準備の手伝いをしたが今日より重労働だったとのこと。そして、今日の5時のバスで東京へ。たった昨日来たとは思えない密度の濃い2日間だったそうだ。

Ts290082十日町のキナーレには2台のバスが帰るこへびを運ぶべく到着。残る人々が見送った。水野さんはこの見送りが(残された気持ちか)心にしみると言った。そこでの私の感慨:


小谷の人間になったな

その後3人で十日町のホームセンターで宿舎の細かい備品購入。

一日中雨で、ヒメは散歩にも連れていってもらえず、またお留守番でヒーヒー鳴いていた。暫くは我慢してもらわねば。

         

       

   

| | コメント (2)

2006年7月17日 (月)

ドジ

不器用なわたしはよくドジをする。今日また大ドジをしでかした。

Ts290072 ここへ来てすぐしたことが部屋作り。

持ってきた宅急便の箱を重ねて本棚を作った。二月経って本の重みと湿気で徐々にしなってきて、ついに倒れかけた。

昨日十日町で組み立てのカラーボックスを買ってきた。付いてきたボンドを使って組み立てた。取り付けにくい場合は、ハンマーで軽く叩いて取り付けるようにと説明書に書いてある。それもしてきっちり組み立てた。残るは背板を取り付けるだけ。もう一度説明書を読む。順番を間違えた。側板の一枚を最後にはめ込むはずだった。背板のない素通しの本箱が出来上がった。

壁側に置くからいいか。大工さんの大下さんに相談してみよう。

Ts290075

| | コメント (2)

2006年7月16日 (日)

雑記

これからは1日にいろんなことが起こると思うので、雑記が多くなりそうだ。

先ずはチビの災難。またノラさんに咬まれて、血を流して帰ってきた。傷の程度は分らない。自然治癒力はあると思うが、これからは医者に連れていく時間がとれそうもないので用心のためまた星川動物病院へ。

たまたまご近所で十日町に買物にいくからと誘って下さり予定していた。でも朝から雷、大雨。ヒメを家に入れ、様子を見る。この機会を逃すとどうなるか分らないので、お願いして買物途中にチビを病院に預けることにする。ヒメは切通に預ける。チビは道中泣き通し。幸い大したことないようで、注射と薬をもらってくる。ヒメはうんともすんとも云わずにテーブルの下にいたようだ。引き取りに行くと、お昼を食べていけと呼ばれる。親子ともどもお世話になる。

デジカメまた調子が悪く、十日町のK'sに預ける。これから暫く携帯カメラになる。

午後2-3時に宿舎に布団50組搬入、立会い。まだ工事終了の気配はない。どうなるのだろう。ビクシェさんたちが展示場設定で集会室に。

賄い手伝いお願い文を作成。本腰入れて廻らなければ。正平さん「調理員出勤簿」を作ってくださる。

夜また雷でヒメ家の中。切通から漬物を取りに来いといわれて行ったら、おじさんに

飲んでいけと云われ、

ちょっとだけと付き合う。

Dscn0434_1今朝から左肩が痛く、首が回らない。フラムさんのがうつったか。

会期前の大忙しのときに本格的梅雨到来とは。気持ちも湿る。

写真は気晴らしに切通の満開の花。

| | コメント (0)

2006年7月15日 (土)

小谷の名所

Dscn0220_1 いつ頃だったろう。雪が融けてしばらくして、今までなかった指標をあちこちに見るようになった。「夜泣き松・三十三観音」など。雪が降るようになると撤去し、春になって取り出して立てるそうだ。後で知ったことだが、この指標も相澤正平さんが書かれたものだ。

白山神社前を通り、山道に入ると杉やぶなの静かな森がある。左下は水梨集落だ。ここには小谷の人たちの「山」がある。冬に備えての薪を切り出したようだ。山菜の宝庫でもある。

最初に行ったのは5月末切通のご夫婦が「山に新年の挨拶に行く」というのに連れていってもらった。もちろんヒメも一緒。雪がとけて今年初めて自分の山に行くということだ。山菜を取りながらで、片道小1時間歩いた。ちょっと行くと小高い山があり、安産の神様、子安観音のある子安峰がある。

Dscn0351_2 その少し手前にはやはり、少し小高いところに三十三観音がある。

今でも夜泣き松にはよく行く。これには以下のような曰くがある。「昔樹齢600年の赤松の大木があり、赤ん坊の夜泣きに苦労した両親が人通りのある木の下に赤坊をすてようとしたが、忍びなく連れて帰ったところ泣き止みすやすや寝た。よく見ると赤ん坊が松の木の皮を握り締めていた。取ろうとするとまた火がついたように泣き出した。手に戻すとまたすやすや眠った。

Dscn0463_1

この話が広がり、夜泣きで困った人たちがきては松の皮をはいでいったという。皮をむしられて木はやがて枯れてしま った。その木を偲んで夜泣き観音の像が建てられた」観音像の横には枯れた大きな木の切り株と小さなお地蔵さんがある。

   

   

      

| | コメント (0)

2006年7月14日 (金)

悲しいご報告

願いは叶わなかった。やっぱりヘビが来た。そしてツバメのヒナを食べてしまった。

夕方からの撮影のために5時頃ビクシェさんとカメラマンの野口さんとが迎えにきた。その30分くらい前にはヒナは元気だった。明日にでもまた写真を撮ろうと思っていた。出ようとして上を見たら、巣に覆いかぶさっているものがいた。悲鳴をあげて、ビクシェさんに棒を渡した。

ラトビアではヘビはほとんどいないそうで、彼にとってもショックなことだったようだ。ひとりの時だったら、しかも夜中などだったら私はどうしていただろう。

「あんたには止められなかったの」とヒメはいろんな人から言われていた。

自然の摂理とはいえ、なんともいえない気持ちだ。

でも私もこへびなのだが。

  0714 0714_1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

2006年7月13日 (木)

今日のご褒美

今日はよく働いた。6時起き、始動6:45分。ビクシェさんについて、写真撮影のアテンドだ。昨夜は遅くまでどの家庭にいつ行ったらいいかの調整・連絡、表作成などをした。今日はすべてほとんど予定通りいった。これは半分小谷の人になった私でなければできないことと自画自賛。

今まで顔を会わせていても、屋号や名前が一致しない人が多かった。それにご自宅に入ったのはほんのご近所さんのみ。それがこの機会にどなたがどこの家かも分り、ご自宅内に入り、お話もできるという特典があり、疲れたけど楽しい仕事だった(まだ明日があるけど)。これがご褒美のひとつ。

CDはいろいろ持ってきたが、なぜか最近よく聴くのはバッハやサティ、それにピアノ・インテリァ:Ozaki Yutaka Melodies (尾崎豊の歌のメロディーをピアノ曲にしたもので、彼の激しさの中にあるやさしさを感じさせるもの)など静かなものが多かった。

新聞で読んで久しぶりにアマゾンに注文したCDが今日届いた(アマゾンはすごい。こんな所まで送料無料で送ってくれる)。ニール・ヤングの「Living with War」とブルース・スプリングストーンの「We Shall Overcome: The Seeger Sessions」だ。さっきから70年代にひたっている。これが今日のもうひとつのご褒美。

このふたつのご褒美は私の中でどうつながるのだろう。 

 

 

| | コメント (0)

2006年7月12日 (水)

妻有の交通事情

ちょっと厳しい話になる。交通事情についてである。

越後・妻有地域は角栄さんのお陰かトンネルが多く、道路はよく整備されている。冬でも大雪の中除雪車が入り、主要ライフラインは断たれない。昔、相澤正平さんが高校生の時は、冬には小谷からの交通機関がなく、高校のある松代(現在車だと15分位のところにある)に下宿されたという。今は便利になったわけだ。

その分、トラックを含む自家用車が増え、公共交通機関のバスは激減した。現在、小谷から主要な買物のできる十日町に行くバスは1日5本、約40分(780円)。

こちらに来た当初、プリンターが必要でバスに乗って十日町に行った。行きはよいよい帰りは怖いで、買物の後3時間は待たないと帰るバスがなかった。十日町にはほくほく線という第3セクターの電車があり、途中の松代に行けばそこ発のバスがある。その電車に乗るまで荷物を引きずり30分は歩いた。そこで30分待つ間に雷が鳴り出した。雷が怖いヒメをおいてきたので気になり、タクシーをと思ったが¥1,800かかるというので諦めた。案の定ヒメは荒れ狂っていた。

Dscn0205_1 私はまだいい。でもこうした状況は高齢化した地域のお年寄りには非常に厳しいことだと思う。特に近くに若い近親者のいない方々にとって、病院通いもままならず(タクシーを呼ぶとお金がかかる)、とても不安で、意に反して、生まれ育ち、親しんだ土地から離れざるを得なくなった方々も多いと思われる。

過疎化というのはこうした要因からも生じる。

写真:自転車にも乗れない私の欲しい車。でも30万円するそうだ。

| | コメント (0)

2006年7月11日 (火)

「ラトビアから遠い日本へ」

これは小谷集落の大地の芸術祭への参加プロジェクト。アイガルス・ビクシェさんというラトビアの家具作家が1年前に小谷に来られ、1軒1軒訪ねて各家庭で希望の家具を聞いて帰られた。

先週土曜日にその家具が届いた。日曜日にはみんなが三省小の体育館に集まり、梱包をといて、確認する作業が行われた。大きな本棚、ロッキングチェア、下駄箱など、まるで大きなクリスマス・プレゼントを開くような楽しいひと時だった。

具体的展示方法は、各家庭に家具を収め、その家具を囲んで家族全員の写真を撮る。その写真を額に入れて、三省小体育館の2階にあるたたみの集会室に展示する。その部屋には三省小の過去の写真、歴代校長の写真、賞状などが掲げられている。その間に家具と家族の写真を入れ、歴史を感じさせるものにしたいという。

今朝1番の撮影が市会議員の相澤正平さん宅で行われた。丸テーブルとお孫さんが生まれたときプレゼントされた赤ちゃんの体重と同じテディベアの椅子に電話台。撮影には2時間近くかかった。明日は10数軒を一気に廻る予定。

0710_9   

プロ並みの腕で正平さんが描かれた「大地の芸術祭小谷会場」の看板の前で。 

 

 

 

 

0710_10

プレゼントの家具の前の美男・美女。

 

   

 

0710_11

お隣の中島さんがタロウ君用に注文した犬小屋。タロウ君亡き後、会期中学校の入口に置かれヒメの別宅になる。 

 

 

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

2006年7月10日 (月)

野生の王国

といってもツバメの話。

空耳ではなかったようだ。ヒナが3羽育っている。

一昨日だったか親が帰ってきた様子がなく、シーンとしているので、育たなかったのかあるいは親が子育てを放棄したのかと心配したが、元気なようだ。

親がごはんを持って帰ってくると、元気な声が聞こえてくる。

これからは青大将(ヘビ)が食べに来ないよう願うのみ。

写真は親のいない時にフラッシュの光でいっせいに顔をだしたもの。

排泄物を下にいっぱい落とす。今朝はトンボのかけらもあった。

  

071030710_5

      

    

  

  

おまけ:チビの獲物のモグラさん。  

0710_3

  

  

  

  

  

 

| | コメント (0)

2006年7月 9日 (日)

憩いの場、癒しの杜

Dscn0209

怒涛が押し寄せる前に、できるだけ小谷のことを紹介しておきたい。

以前小谷白山神社について書いたことがあるが、今日はそこにある大樹のこと。

神社自体は小さいが、そこに大きな樹がある。

樹齢600年といわれており、記録に残る小谷の集落より古い。

長い長い間、この集落を見守ってきたのだろう。

Dscn0376所謂宗教心のない私でも、

ここに座るとゆったりした気持ちになる。

この樹から出る「気」に癒しの力があるのかもしれない。

これから芸術祭の嵐の時期、ここに座ることが多くなるかもしれない。

    

ちなみに、この神社は上屋敷の隣の隣にある。

Dscn0378

      

      

      

         

    

    


    

| | コメント (0)

2006年7月 8日 (土)

「防火管理者」誕生!

Dscn0411朝一番にやらされたのが、実技の救助袋。会場のクロス10という十日町の中心的建物の3階から吊るされた袋での避難脱出の道具。最後は覚悟を決めたが、怖かった。下は見えず、途中にひっかかる袋があり、すとんと行くものではなかった。途中でもたもたして時間がかかった。やっと下りて袋から出てきたときには、クラスのみんなが拍手してくれた。

最後の修了考査はけっこうしんどかった。選択式の問題だが、こういうのを受けたことのない私は、一字一句読みながら考え、答えたので、1時間のうち55分を費やした。

一週間後に修了証書を送るというので、「試験に落ちた人はどうなるのか」と質問したら「勉強します(おまけします)」という答えだった。一週間後には「防火管理者」になる。

Dscn0417 「防火管理者」の最初の仕事は「防火計画書」を提出することとのこと。まだ改修の終了していない旧三省小の防火計画は、だれがどのように作るのか。芸術祭の準備は遅れ気味。スタッフのみなさんはそれでなくても大変な状況。これから台風とハリケーンと津波が一気に押し寄せる気配だ。

この二日、ヒメはほとんど初めてお留守番した。切通のおじちゃん、おばちゃんが面倒をみてくれて、いい子でいたようだ。今晩それでお礼かたがたお訪ねし、 

  

ご馳走になって酔っ払って帰ってきた

でも、明日は8時から老人会の草取り作業。やっと寝坊ができると思ったが、そうは問屋が卸さない。

写真:三階から吊るされた救助袋、と「煙体験」のテントから出てきたアート・フロントのこへび担当スタッフ谷上望みさん。

| | コメント (0)

2006年7月 7日 (金)

新しい肩書?

「防火管理者」になるべく、今日はその資格取得講習会に行ってきた。会場は十日町。旧三省小を使ってのこへびの宿舎に防火管理者が必要で、一番時間のある私にお鉢がまわってきたようだ。

Dscn0404_1

9時から4時半まで、お昼休み1時間を除いてびっしりで、「防火管理の意義と制度の概要」にはじまり、「出火防止と収容人員の管理」「自衛消防」など。明日は朝一番で実技(煙体験や救助袋:これは袋に入って上から下りるというものらしい。怖そうだ)、まだあと3科目の講義がある。そして最後は「終了考査」、いわゆる試験だ。

今になって講習会や試験を受ける羽目になるとは思ってもいなかった。しかも「防火管理者」とは。

    

    

でも試験に落ちたらどうしよう

Dscn0403_1

これから試験のための復習をする。

なお、ここに来てお昼の外食は3度目。やっぱり「タンメン」を食べた。

   

   

   

| | コメント (0)

2006年7月 6日 (木)

ビビアンと鉢-4:10代から90歳までの肖像

Ts290063 1月前に紹介したカナダの画家ビビアン・リースの鉢集落での肖像画を中心とした作家活動の通訳としての仕事もほぼ終わりに近づいた。

初めはモデルになってくれる人を探すのが大変だったが、ビビアン一家が集落に住むことで関係ができるにつれて、少しずつ協力者が増え、結局16人の肖像画がほぼ出来上がった。

一番若いのが高校生の男子、最高齢が90歳のおじいちゃん、結果的に30代を除く全世代の絵が展示される。

    

Ts290065

ひとりに4-5時間かけて話を聞きながら描く。それぞれの人生、生活、考えなどを聞きくことを通して、鉢という一寒村の歴史だけでなく、日本の経済、社会、教育などの変化が分り、非常に面白かった。それも人口が減り、高齢化した集落で子どもが少なくなり廃校となった小学校をスタジオとして作品を作り、そこで展示するということも意味深いものを感じた。

一冊の本が書けるほどたくさんの話を聞いた。

写真:90歳の吉太郎さんと、いとこのコトさん、セキさん(ふたりは姉妹)と鉢で最後の機織子(紬)のさくいさん

なお、ビビアンのホームページには今までの作品などが載っている。

Info + products → Satoyama Storehouse

   

| | コメント (0)

2006年7月 5日 (水)

空耳

酔っ払って落としたデジカメが戻ってきた。この間の写真は携帯のカメラで撮ったものだ。

夕べはビビアンと鉢について書こうと思っていた。ところが土間でピヨピヨという微かな声を聞いた気がした。親もいる。早速、デジカメで撮った。フラッシュ付なので、ぼやけているが何とか写る。

朝、もう一度確かめようと思っていた。でも昨夜のは空耳だったようだ。今朝は両親とも朝ごはんを食べに行ったのか、巣は留守だった。声も聞こえない。

写真をクリックすると、左側に男親らしきツバメが釘の上にとまっているのが見えるでしょう。巣の中にもいます。

                      

0705    

      

         

         

| | コメント (0)

2006年7月 4日 (火)

小谷の三羽烏

今までに何回も登場してきた小谷の三羽烏をあらためて紹介する。 

箱屋(左)、宮坂(真中)、切通(右)のおばさんだ。上屋敷のご近所さん、短期の間に私が小谷の生活にすっぽり入り込めたのはこの方々のおかげだ。今でも現役のお百姓で、お元気だ。 

Dscn0311   

 

 

 

 

| | コメント (0)

2006年7月 3日 (月)

楽しかった運動会

Ts290059ラジオ体操なんて何年(何十年?)ぶりだろう。

今日は1時半から三省地区(小谷、水梨、大荒戸)の運動会。

夕べの大雨も上がり、朝8時から三省小学校の校庭整備のため、草刈機がうなっていた。だが、土が濡れているのと不安定な天候とで、会場は三省小の体育館となった。

子ども約10人を含めて総勢70人くらい。他の集落の人も多く、初めて会った人もたくさんいた。

地区協議会会長の相沢正平さんの挨拶で始まり、ラジオ体操。競技は玉入れ、むかで歩き、輪投げなど、赤白2チームに分かれてのゲーム的楽しい種目。老若男女みんな参加し、大いに盛り上がった。

ヒメも会場で観戦。どきどきワンワンと声援を送り、みんなの笑いをかった。

| | コメント (0)

2006年7月 2日 (日)

卵の怪

Ts290040   

   

   

この写真、なんだか分かりますか。

23日前に土間に落ちていたツバメの卵の殻だ。真上には巣がある。だれが、どうして落としたのだろう。孵化したものならピヨピヨ声が聞こえていいはずだが、巣からはなにも聞こえてこない。それに親鳥夫婦はまだ巣を抱いている。

写真は懐中電灯を照らして撮ったもの。芸術写真のようでしょう?

| | コメント (0)

2006年7月 1日 (土)

順子とチビの部屋

Ts290041 今週はずっと忙しかった。

それにチビは掃除機が大嫌いで(ヒメの雷に匹敵)、掃除機を持ち出しただけで逃げ出す。泣き笑い事件以来、窓を閉めているので逃げ場がない。

ということで掃除をさぼっていた

お天気がよかったので洗濯、外に干している間にチビが外にでたようだ。鬼のいぬ間にとばかり、掃除をすることにした。

ちょっとさっぱりした順子の部屋です。チビのコーナーもあります。

広くて物が少ないと、片付け下手な私でもあまりちらからない。

    

    

    

Ts290044 Ts290048

| | コメント (0)

« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »