2006年8月10日 (木)
2006年8月 9日 (水)
3週間振りの休日
今日は初めてのお休み。久しぶりに小谷・上屋敷の生活を少し取り戻した。
大好きな寝坊ができた。午後1時半頃学校の非常ベルで目が覚めた。案の定呼び出しがかかった。警報機の誤作動とは分っていたが、そのとめ方を知っているのは今のところ私だけ。その前に誰かが119番に通報したようで、後から消防自動車と救急車が駆けつけた。古い建物で、警報機も古く、管理会社の人も立ち会って、誤作動ということで了解を得た。警報機を新しく付け替える必要があるようだ。
芸術祭のイベントのひとつ、明日・明後日行われる親子の「里山学校」の参加者が少ないことから、地元のこどもたちも誘おうということで、おばあちゃんたちが寄り合っている干場のおうちを訪ねる。埼玉の「プール事件」の余波で松之山のプール使用が中止となり、こどもたちの夏休みの楽しみが減ったことで喜ばれるのではないかと思われたが、今日の明日では無理だったようだ。
ヒメと夜泣き松まで散歩。杉とぶなの道は気温がどんなに高くても、涼しく気持ちがいい。帰りは白山神社で一服。今までは忙しすぎて、ここに来る余裕もなかった。
3週間前に買った花の苗を植える時間がなく、気になりながらそのままに放置していたが、やっと植えることができた。それにしても雑草の元気さには負ける。うまく花を咲かせてほしいものだ。
夜は切通宅。手作りの野菜料理をご馳走になる。久しぶりで飲む。このところ飲む機会もなく、酒量が減った。高校野球を初めて観る。八重山商工の粘り勝ちに拍手。
満月。雲が出て朧月。むささびが鳴きながら飛び交う小谷の夜。
いつの間にか71歳になっていた。
次の休日はいつになるだろうか。
写真:
小谷老人会が植えた国道沿いのサルビア
2006年8月 8日 (火)
2006年7月31日 (月)
夏が来た
この一週間は私にとって長い梅雨のような湿った日々だった。ブログを書く気力も時間もなかった。それまでの時が自然に流れるような小谷の生活との乖離が大きく、心身ともにひどく参っていた。大変なことは想定内ではあったが、こんなはずではなかったと自ら忸怩たる思いの日々だった。これで50日持つ自信もなくしていた。
梅雨明けとともに少し気が晴れた。今日の午後、突然若者こへび4人の助っ人が来てくれた。全館の掃除をしてくれた。毎日厨房から大量に出る生ごみ用にコンポストの穴を掘りたいと思っていた願いが叶った。明日からは毎日ここに埋めればいい。狸が餌を食べに来るかもしれないといわれているが。
大地の芸術祭はメディアのフィーバーとともに盛況のようだ。訪問者は3年前の4倍くらいになるだろうという予想だ。その分対応も大変だ。
ヒメとチビも状況の変化にとまどっている。なんとか一緒にがんばってもらわねば。
妻有の自然の中ではうぐいすと蝉のヒグラシが共演している。ヒグラシは夏の終わりに鳴くものと思っていたが、梅雨の最中から鳴きだしていた。
写真1:穴掘りの鈴木平人(はると)くん(筑波大)
写真2:救いのエンジェルたち
写真3:新しい三省小住人(調理師笹間さんのお嬢さんたち)
2006年7月24日 (月)
何とか間に合った その2
写真4: その日の午後に完成した食堂のテーブルで食事するこへびたち
写真5: すべてに慣れない賄い仕事。5時間かかってやっとホットするお母さんたち。お疲れさまでした。
写真6: 実は三省小にも芸術祭の作品がある。ビクシェさんの家具と家族の写真展。それに2003年のリンダ・コビットの三省地区600人のお茶碗という作品。これはまだ展示されていない。でも初日から何組もの人がガイドブックとパスポートを片手に現れた。大型バスで外国人のツアもあった。よくこの細い道を入れたものだ。
写真7: ツアに参加したビクシェさんの奥さんと4ヶ月の赤ちゃん。遠いラトビアから飛んできた。
大地の芸術祭については芸術祭のホームページを見てください。宿舎に張り付いている私には花の部分の報告はできません。
2006年7月22日 (土)
消防立入り検査
老朽木造校舎に宿泊施設と、不利な条件が重なるので点検も厳しいと思われた。建築家の中村祥二さん、管理原権者(専門用語)のアートフロント・ギャラリーから関口さん、それに工事関係各社の代表に防火管理者の山鹿も加わり、検査に立ち会う。
今回改修に最も力を入れたのが厨房と食堂・ラウンジ、その他も外から見るよりきれいになっていて、消火器などの防火装置もまあまあだったのか、いくつかの注意事項を除いてパスしたようだ。
これから消防計画等書類の提出について、まだ消防管理講習の修了書が届いてない、試験で落ちたのかと思ったと言ったら、「お年のわりにバッチリでした」とのこと。これってほめ言葉?
写真:学校のプールの水を使って消火放水機器の実演をする中村さん。1時間前に私を含めて緊急講習を受けたのだが、パーフェクトの実技に消防署員も感激した模様。私だってできるよ。でも1ヶ月先に覚えているかどうか???
2006年7月21日 (金)
ヒメ三態
その一。今日は小谷老人会が一泊の温泉旅行。誘われたがそれどころではない。切通と箱屋のおばちゃん、いってらっしゃい。
その二。今日も体育館か。退屈だな。
その三。もう付き合ってらんないよ。
あちこち動き回るし、学校にはまだ電話がないので、携帯が必需品。問い合わせや連絡などひっきりなし。やれ搬入で近くまできたが、どういけばいいか。食材注文にアジ50匹とあるが、箱で60匹になっているがそれでいいか、などなど。
そんな中、異国からか夢の中かのような電話がかかってきた。東京から、リングァの高橋由。去年の仕事に関する問い合わせ。夢の中で意識下の記憶をたぐり寄せるような瞬間だった。
2006年7月20日 (木)
青空のありがたさ
全国各地で大雨の被害が出ているようだが、ここでも毎日よく降った。肌寒く一度片付けた長袖の上着を取り出し、夜はストーブをつけた。今日3時ごろ雨が上がり、夕方には青空がのぞいた。気持ちも晴れた。
昨日と同じ、調理員募集活動と廃棄物の仕分け作業。家庭ごみとして地域で出せるもの、まだ使えるもの、業者に廃棄してもらうものの分別だ。大分床が見えてきた。市の大きいごみ袋20以上、これは明日朝、相澤秋男さんが軽トラでごみ置場に運んでくれる。明日午後水野さんが戻ってきて、「ワー、すごい」というのを楽しみにしている。ヒメは取り置きのソファーで退屈そうに眺めていた。
掘出し物があった。「消防計画」これは三省小学校が廃校になった後、小平市にある専門学校がセミナーハウスとして十数年使っていた時のものだ。防火管理者として、新たに「三省地区コミュニティ施設」(宿舎の正式名称)の防火計画を作成しなければならないのに、何をどう書いていいのか分らず悩んでいたので、参考になりそうだ。
写真:夕方6時ごろ青空がちょっと見える上屋敷前。もう一枚のは黒姫山(長野県)を遠くに望む。
2006年7月19日 (水)
ヒメのファッションショウ
昨日は散歩にも行けなかったので、雨の中レインコートを着て散歩。
9時から宿舎の打合せ、正平さんにJAコーポに食材納入のお願い、大荒戸の調理員候補のお宅に連れて行っていただく。
午後はまず、調理員を承諾してくださっている方々を訪ねて水梨へ。ヒメ同伴。
その後、体育館の廃棄物の整理。今日はひとりで淋しいのでヒメも連れて行く。一括して産業廃棄物として業者さんに依頼するという方針が破れ、今になって仕分けが必要。でも誰かがやらないことには始まらない。この作業は明日も継続。相棒の水野さんは今日目一杯仕事をした後、東京へ。明日は学校の試験だそうだ。そして明後日朝こちらに戻ってくる。今のところこの宿舎を守るのはわれわれ二人なのだ。そしてわれわれの仕事は妻有で花咲くアートの縁の下の力持ちだ。それがこへび!
写真:切通のおばちゃんにヒメのファッションショウ。これでやっとヒメがおんなのこだと分ってもらえる。
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